妊活中に生理の周期がずれやすいのは、ストレスと生活リズムの乱れで自律神経が揺れることが一因

いつもは決まった時期に来る生理が、今月は数日遅れた。
妊活中は、たった数日のずれでも気持ちが大きく揺れます。
妊活中に気になる生理周期のずれについて、体の側から見た理由と、毎日の中でできることをお伝えします。
生理周期のずれには、自律神経の揺れが関わっています
妊活中に生理の周期がずれやすくなる理由の一つは、ストレスや生活リズムの乱れで自律神経が揺れ、ホルモンの指令を出す脳の働きにも負担がかかることです。
生理の周期は、脳の視床下部という場所から出る指令で調整されています。
視床下部は、自律神経の司令塔でもあります。
そのため、強いストレスや睡眠不足が続くと、自律神経だけでなく、生理の周期を整える指令にも影響が出ます。
妊活中は、結果を待つ緊張や通院の予定など、気持ちが張りつめる場面が続きます。
司令塔が忙しくなりすぎると、周期がずれるきっかけになります。
ただし、周期のずれには婦人科の病気が隠れていることもあります。
ずれが続くときは、自己判断せず、まず婦人科で相談してください。
周期がずれやすくなる3つの理由
生理の周期がずれやすくなるのは、続くストレス、睡眠と生活リズムの乱れ、急な体重の変化の3つが重なるからです。
一つめは、続くストレスです。
気持ちが張りつめた状態が長く続くと、脳はストレスへの対応を優先し、生理の周期を整える指令が後回しになります。
二つめは、睡眠と生活リズムの乱れです。
寝る時刻や起きる時刻が毎日ずれると、体内時計が乱れます。
体内時計は自律神経やホルモンのリズムと結びついているため、生活リズムの乱れは周期の乱れにつながります。
三つめは、急な体重の変化です。
妊活のために急に食事を減らしたり、運動を増やしたりすると、体はエネルギー不足を感じて身構えます。
体にやさしいつもりの変化が、かえって負担になることもあるのです。
この3つは、妊活中の生活の中で重なりやすいものです。
周期が乱れやすい体は、首と肩、お腹まわりが固くなっています
ストレスで自律神経が揺れている方の体は、首と肩、お腹まわりが固くなり、呼吸が浅くなっています。
交感神経が優位な時間が長いと、筋肉は「いつでも動ける」ように少し縮んだ状態を保ちます。
首の付け根には頭を支える首の骨があり、そのまわりを細かい筋肉と神経が通っています。
考えごとが多いと、ここに力が入り続け、首と肩が固まります。
首と肩が固いと、呼吸は胸の上だけで浅くなります。
呼吸が浅いと、お腹まわりの筋肉もゆるまず、お腹や手足の冷えを感じやすくなります。
首、呼吸、お腹まわりの固さは、自律神経が休めていないことを体が教えてくれているサインです。
生理の前後に肩こりや頭の重さが強くなる方は、このつながりを意識してみてください。
ずれを気にし続けると、緊張がさらに強まります
周期のずれを気にし続けると、そのこと自体が新しいストレスになり、自律神経の揺れが大きくなります。
「今月も遅れたらどうしよう」と毎日アプリを確かめると、体は身構え続けます。
身構える時間が長いほど、首と肩の緊張は抜けず、眠りも浅くなります。
眠りが浅いと、生活リズムがさらに乱れます。
気にすることがストレスになり、ストレスがリズムを乱す。
この流れを断ち切るためには、ずれについて一人で悩む時間を減らすことが大切です。
周期の記録は、婦人科で相談するための大切な材料です。
記録はつけつつ、意味を考えるのは受診のときに医師と一緒に、と決めておくと、毎日の緊張が減ります。
一人で抱えこまないことが、揺れを小さくする近道です。
生活のリズムを整えるために、毎日の中でできること
生活のリズムを整えるポイントは、起きる時刻をそろえ、体を急に変えず、首と肩の力を抜く時間をつくることです。
まず、平日も休日も、起きる時刻を1時間以内にそろえてください。
朝起きたらカーテンを開け、日の光を浴びます。
これだけで、体内時計のずれが小さくなります。
次に、食事や運動は急に変えず、少しずつ見直してください。
朝ごはんを抜かず、温かい汁ものを一品足すところから始めます。
寝る前は、首の後ろを温めて、息を長く吐く時間をつくってください。
それでも首や肩の固さが抜けない方は、首の付け根の固さそのものが戻りにくくなっています。
当院では、首の骨の並びとまわりの筋肉、神経の通り道に目を向けた頚椎調整で、固まった首の付け根をほどき、体が休める状態をつくるお手伝いをしています。
周期のずれが続く方は、必ず婦人科で相談してください。
自律神経と体の関係は、こちらの記事一覧もあわせてお読みください。
https://freebera-tachikawa.com/category/autonomous-nerve/


