妊活中に腰とお腹まわりが固いのは、座りっぱなしの姿勢と緊張が続く自律神経が原因

一日中パソコンに向かい、気づけば何時間も同じ姿勢のまま。
立ち上がると腰が重く、お腹まわりもかちこちに固い。
妊活中に気になる腰とお腹まわりの固さについて、体の側から見た理由と、毎日の中でできることをお伝えします。
妊活中の腰とお腹まわりの固さは、座りっぱなしと緊張の重なりが原因です
妊活中に腰とお腹まわりが固くなるのは、長時間座ったままの姿勢と、気持ちの緊張が同時に続いているからです。
座っているあいだ、お腹の前側は縮み、腰の後ろ側は引きのばされたまま固まります。
この姿勢が何時間も続くと、腰とお腹まわりの筋肉は動くきっかけを失います。
そこに妊活中の緊張が加わります。
タイミングや結果のことを考えていると、体は無意識に身構え、お腹に力を入れたままになります。
姿勢による固さと、緊張による固さ。
この二つが重なるため、妊活中の腰とお腹まわりはほぐれにくくなるのです。
「ストレッチをしてもすぐに戻る」と感じる方は、この二つの固さが同時に続いている状態です。
どちらか一方だけをほぐしても、もう一方が残っていると、体はすぐに元の固さへ戻ります。
腰とお腹まわりが固くなる3つの理由
腰とお腹まわりが固くなるのは、座りっぱなし、浅い呼吸、体の冷えの3つが重なるからです。
一つめは、座りっぱなしです。
座った姿勢では、太ももの付け根が曲がったままになり、腰からお腹につながる筋肉が縮んだ状態で固まります。
1時間以上立ち上がらない日が続くと、この固さが体に残ります。
二つめは、浅い呼吸です。
画面に集中しているとき、人は息を止めがちです。
呼吸が浅いと、お腹の奥にある横隔膜が大きく動かず、お腹まわりがゆるむ時間がなくなります。
三つめは、冷えです。
動かない時間が長いと、足元やお腹まわりが冷えます。
冷えを感じると体は縮こまり、腰とお腹まわりの固さが強まります。
この3つは、デスクワークの一日の中で、毎日くり返されています。
朝は平気でも夕方に腰が重くなるのは、3つの重なりが時間とともに積み上がるからです。
固まった腰とお腹まわりは、首と肩の緊張につながっています
腰とお腹まわりが固い方は、首と肩にも力が入ったままになっています。
体は一本の柱のようにつながっていて、腰が固まると、上半身はバランスを取るために首と肩で支えようとします。
画面をのぞきこむ姿勢では、頭が前に出て、首の付け根に頭の重さがかかり続けます。
首の付け根には、頭を支える首の骨のいちばん上の部分があり、そのまわりを細かい筋肉と神経が通っています。
ここが固まると、呼吸はさらに浅くなります。
呼吸が浅いと、お腹まわりはますますゆるまなくなります。
こうして「腰、首、呼吸」がひとつながりになり、体全体が休むきっかけを失っていきます。
肩が上がったまま画面を見続けると、目の疲れや夕方の頭の重さとしても表れます。
固さを放っておくと、体を休める時間が減っていきます
腰とお腹まわりの固さを放っておくと、夕方の腰の重さや眠りの浅さが重なり、体を休める時間がどんどん減っていきます。
夕方になると腰が重く、立ち上がるたびに「よいしょ」と声が出る。
夜、横になっても腰が落ち着かず、寝返りが増える。
こうした小さなつらさは、毎日少しずつ積み重なります。
妊活は、数か月から年単位で続くこともあります。
その間ずっと体が固まったままだと、通院や毎日の記録を続けること自体が負担になります。
体のつらさが続くと、気持ちにも余裕がなくなり、ささいなことで疲れを感じやすくなります。
体の固さに早めに気づき、ゆるめる時間をつくることが、妊活を続けるための土台になります。
「いつものこと」と見過ごさないことが大切です。
腰とお腹まわりをゆるめるために、毎日の中でできること
腰とお腹まわりをゆるめるポイントは、座る時間を区切り、お腹で呼吸する時間をつくることです。
まず、45分から1時間に一度は立ち上がってください。
立って腰に手をあて、ゆっくり胸を開くだけでも、縮んでいたお腹の前側がのびます。
次に、椅子に座ったまま、お腹に手をあてて息を吸い、お腹がふくらむのを感じてください。
吐くときは、吸うときの倍の時間をかけます。
これを5回くり返すと、お腹まわりの力が抜けていきます。
足元はひざ掛けや靴下で冷やさないようにしてください。
それでも腰と首の固さが抜けない方は、首の付け根の固さそのものが戻りにくくなっています。
当院では、首の骨の並びとまわりの筋肉、神経の通り道に目を向けた頚椎調整で、固まった体をほどき、休める状態をつくるお手伝いをしています。
自律神経と体の関係は、こちらの記事一覧もあわせてお読みください。
https://freebera-tachikawa.com/category/autonomous-nerve/


