休日に寝坊すると頭が重くなるのは、体内時計のずれと自律神経が原因

休みの日は、目覚ましをかけずに昼近くまで眠る。
ところが起きてみると頭がぼんやり重く、夕方にはうたた寝をして、日曜の夜は眠れないまま月曜を迎える。
週末に寝坊をしたあとの頭の重さやだるさについて、その理由と休日の過ごし方をお伝えします。
休日の寝坊のあとに頭が重いのは体内時計がずれた時差ぼけです
休日に寝坊したあとに頭が重くだるいのは、体内時計が後ろへずれた「時差ぼけ」の状態です。
寝不足を取り戻したはずなのにすっきりしないのは、眠った時間の長さではなく、起きた時刻のずれが負担になっているからです。
体の中には、一日のリズムを刻む時計があります。
この時計が、朝になると体温や血圧を上げて体を起こし、夜になると眠りの準備を始めます。
その切り替えの指示を出しているのが自律神経です。
平日に朝7時に起きている方が、休日に10時まで眠ると、体内時計は3時間後ろへずれます。
これは、東京にいながら3時間の時差がある国へ移動したのと同じ状態です。
海外旅行の帰りに頭がぼんやりするのと同じことが、毎週末、ご自宅で起きています。
体内時計は朝の光と最初の食事で毎日合わせ直されています
体内時計がずれる原因は、時計を合わせる二つの合図が、寝坊でそろって遅れることです。
体内時計は、一日きっかり24時間ではなく、少し長めに進んでいます。
そのため毎日どこかで合わせ直す必要があり、その一番の合図が朝の光です。
目に光が入ると、脳の時計が「朝が来た」と受け取り、そこから一日のリズムが始まります。
もう一つの合図が、一日の最初の食事です。
胃や腸にも時計があり、最初の食事をきっかけに動き始めます。
休日に昼前まで寝て、カーテンを閉めたまま過ごし、朝ごはんと昼ごはんを一緒にとる。
この過ごし方では、光の合図も食事の合図も遅れ、脳の時計とおなかの時計がそろって後ろへずれます。
さらに10月に入って朝の空気が冷えてくると、布団から出るのが遅くなり、寝坊の時間は夏よりも長くなります。
寝坊した休日は首の付け根が固まる姿勢が何時間も続きます
寝坊した休日は、首の付け根が固まる姿勢が何時間も続きます。
頭が肩より前に出て、首の後ろの筋肉が縮んだまま張った状態です。
理由は、寝坊した休日の過ごし方にあります。
長く横になっていた体は起きてからもなかなか目覚めず、ソファでスマホを見ながら、また横になる時間が増えます。
高めのクッションに頭をのせ、あごを引いたまま画面をのぞきこむ姿勢が、何時間も続きます。
首の付け根のすぐ下には、頭を支える首の骨の上の部分があります。
同じ姿勢が続くと、この骨の並びがわずかに崩れ、付け根の筋肉が固まって、頭の後ろが重く感じられます。
首には体のリズムを切り替える神経の通り道もあるため、ここが固まると、体は休む側と動く側の切り替えがうまくできなくなります。
寝坊と時差ぼけを毎週くり返すと平日の朝までつらくなります
休日の寝坊を毎週くり返すと、週末だけでなく平日の朝までつらくなります。
ずれた体内時計を戻しきれないうちに、次の週末がやってくるからです。
体内時計のずれは、1日に1時間ほどしか戻りません。
土日で3時間ずれると、元に戻るのは水曜か木曜です。
ようやく戻ったころに金曜の夜ふかしと土曜の寝坊が始まり、体は一年じゅう時差ぼけの中にいることになります。
この状態が続くと、月曜の朝の頭痛、週の前半のだるさ、日曜の夜の寝つきの悪さが当たり前になっていきます。
首の付け根の固さも積み重なり、締めつけるような頭痛が週末以外にも出るようになります。
なお、突然の激しい頭痛や、手足のしびれ、ろれつが回らないといった症状をともなう場合は、すぐに医療機関を受診してください。
寝坊は1時間までにして朝の光と首の付け根から戻していきます
休日の過ごし方の基本は、寝坊を平日プラス1時間までにとどめ、朝の光と首の付け根から体を戻すことです。
まずは、起きる時刻をそろえます。
眠り足りないときは、朝に長く寝るのではなく、午後の早い時間に20分ほど昼寝をして補ってください。
次に、起きたらすぐにカーテンを開けて、窓際で5分ほど過ごします。
起きて1時間以内に、ヨーグルトやバナナなど軽いものを口にすると、おなかの時計も一緒に動き始めます。
ソファでスマホを見るときは、高いクッションを外し、画面を目の高さまで上げてください。
それでも月曜の頭の重さが抜けない方は、首の骨の並びと付け根の固さそのものが戻りにくくなっています。
当院では、首の骨の並びとまわりの筋肉、神経の通り道に目を向けた頚椎調整で、固まった首の付け根をほどいていきます。
週末のたびに頭が重くなる方は、一度ご相談ください。
体内時計と自律神経の関係は、こちらの記事一覧もあわせてお読みください。
https://freebera-tachikawa.com/category/autonomous-nerve/


