・20代から偏頭痛があり、長年にわたって市販の鎮痛剤(イブ・ロキソニンS)を服用し続けてきた。
・ここ数年で服用量が増え続け、多い月で100錠以上消費していた。
・薬を飲まないと30分以内に頭痛が始まるため、外出時も常に薬を持ち歩いていた。
・「薬を飲むために起きる」「飲まないと何もできない」という状態が日常になっていた。
・頭痛外来で薬物乱用頭痛と診断され、入院による断薬を勧められたが踏み切れずにいた。
・家族から「このままでは体が心配」と強く勧められ来院。「薬を減らせるなら減らしたい」という希望。
■初回施術(検査込み)
・首〜後頭部・側頭部全体に広範な筋緊張を確認。
・長期の薬物乱用により痛覚が極度に過敏になっている状態と説明。
・施術後「頭が少し楽になった。久しぶりの感覚」と話される。
・一気に断薬せず、段階的に減らす方針を家族も含めて共有。
・週2回の通院から始めて週1回に減らしていく治療計画。
■施術2〜6回目(週2回ペース)
・最初の2回は施術後に一時的に頭痛が強くなる日もあった。
・3回目以降から「施術翌日だけは頭が軽い」と報告。
・月100錠→月20錠程度まで服用量が減少。
・「飲まずに1日過ごせた」という体験が初めて生まれた。
■施術7〜10回目(週1回ペース)
・服用量が月10錠レベルまで減少。
・「薬を飲まなくても午前中を乗り越えられる日が出てきた」と話される。
・頭痛の強度自体も以前より弱くなってきた。
■施術11〜14回目(週1回ペース)
・服用量が月に3錠レベルまで減少。
・「頭痛のない日」が週の半分以上になった。
・メンテナンスへ移行。
■〜現在
・服用量が月数錠レベルまで減少し、薬なしで過ごせる日がほとんどになった。
・「薬を探さなくても外出できるようになった」と話してくれている。
・家族からも「表情が明るくなった」と報告あり。
月100錠以上という極度の薬物乱用状態からのスタートだったため、他の症例より時間をかけて段階的に薬を減らすアプローチを取った。一気に断薬すると反動で頭痛が激化するリスクがあるため、施術で身体の状態を整えながら少しずつ閾値を上げていくことが重要だった。
「薬を飲まないと何もできない」という状態からでも、身体の緊張を取り除くことで段階的に薬への依存を手放せる。ここまで重症化した場合でも改善できた事例として、同じ状況で諦めている方に届いてほしい。
週2回スタートで約3〜4ヶ月・トータル14回ほどで薬に頼らない状態まで改善できた事例。服用歴が長く量が多いほど時間はかかるが、改善できないわけではない。
院長自身も群発頭痛による薬物乱用で月100錠以上服用していた経験があり、その苦しさとどう向き合うかを身をもって知っている。だからこそ的確なアドバイスができる。
症状が安定してからも月1回のメンテナンスで頭痛が出にくい状態を維持している。