不妊治療の通院と仕事の両立で疲れが抜けないのは、予定に追われる緊張と自律神経の休めなさが原因

急に決まる通院日に合わせて、仕事の予定を組み直す。
待合室で長い時間を過ごしたあと、急いで職場に戻る。
不妊治療の通院と仕事を両立している方の疲れについて、体の側から見た理由と、毎日の中でできることをお伝えします。
通院と仕事の両立疲れは、予定に追われる緊張が続くことで起きています
不妊治療の通院と仕事を両立していると疲れが抜けないのは、予定に追われる緊張が毎日続き、自律神経が休むモードに切り替わる時間がないからです。
不妊治療では、体の状態に合わせて通院日が決まるため、数日前に予定が入ることも珍しくありません。
そのたびに仕事を調整し、職場に説明し、移動の時間を確保する。
頭の中は、いつも「次の予定」でいっぱいです。
こうした緊張を受け持っているのが、自律神経の中の交感神経です。
仕事中も通院中も交感神経が働き続け、夜になっても翌日の段取りを考えてしまう。
体が休む側へ切り替わる時間がないまま、一日が終わります。
疲れが抜けないのは、がんばりが足りないからではなく、休む時間が予定から抜け落ちているからです。
両立の疲れがたまる3つの理由
通院と仕事の両立で疲れがたまるのは、予定の読めなさ、待ち時間と移動、周りへの気づかいの3つが重なるからです。
一つめは、予定の読めなさです。
次の通院日が直前まで決まらないと、仕事の予定を立てるたびに「もし通院と重なったら」と考えます。
先が読めない状態は、体をずっと身構えさせます。
二つめは、待ち時間と移動です。
待合室では長い時間座ったまま過ごし、診察が終わると急いで職場へ向かいます。
座りっぱなしと急ぎ足のくり返しで、体は休む間がありません。
三つめは、周りへの気づかいです。
職場に詳しく話していない方は、休みや遅刻の理由を考えるだけで気をつかいます。
気をつかう時間が長いほど、首と肩には力が入り続けます。
この3つが重なり、平日の疲れが週末まで持ちこされます。
両立を続ける体は、首と肩、目のまわりが固くなっています
通院と仕事の両立を続けている方の体は、首と肩、目のまわりの筋肉が固くなり、呼吸が浅くなっています。
待合室でスマホを見続け、職場に戻ってパソコンに向かう。
一日の大半を、画面をのぞきこむ姿勢で過ごしています。
頭が前に出た姿勢では、首の付け根に頭の重さがかかり続けます。
首の付け根には、頭を支える首の骨のいちばん上の部分があり、そのまわりを細かい筋肉と神経が通っています。
ここが固まると、目の疲れや夕方の頭の重さ、肩のこりとして表れます。
呼吸も胸の上だけで浅くなり、体は休む準備に入れません。
「座っているだけなのに疲れる」と感じるのは、この固さと浅い呼吸が続いているからです。
通院の日の夜に頭が重くなる方は、待合室と職場での画面の時間が重なっています。
疲れを放っておくと、両立そのものが負担になります
両立の疲れを放っておくと、眠りの浅さや集中力の低下が重なり、通院と仕事の両立そのものが大きな負担になります。
疲れが抜けないまま仕事を続けると、ミスが増えたり、帰宅後に何もできなくなったりします。
週末は寝て終わり、気分転換の時間も取れません。
疲れた体で通院を続けると、待ち時間や移動がさらにつらく感じられます。
不妊治療は、数か月から年単位で続くこともあります。
その間ずっと体が緊張したままだと、治療を続けること自体に気持ちが追いつかなくなります。
体を休める時間を意識してつくることが、両立を続けるための土台になります。
職場の制度や働き方について悩む場合は、会社の窓口や、自治体の不妊相談窓口も利用できます。
両立の疲れをためないために、毎日の中でできること
両立の疲れをためないポイントは、予定の中に「休む時間」を先に書きこみ、待ち時間を体をゆるめる時間に変えることです。
まず、手帳やカレンダーに、通院日と同じように「休む時間」を書きこんでください。
通院の日の夜は、家事を減らすと決めておくだけでも、体の負担が変わります。
次に、待合室ではスマホを置き、目を閉じて息を長く吐く時間をつくってください。
5回くり返すだけで、首と肩の力が抜けていきます。
帰宅後は、首の後ろを温めてから休んでください。
それでも首や肩の固さが抜けない方は、首の付け根の固さそのものが戻りにくくなっています。
当院では、首の骨の並びとまわりの筋肉、神経の通り道に目を向けた頚椎調整で、固まった首の付け根をほどき、体が休める状態をつくるお手伝いをしています。
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https://freebera-tachikawa.com/category/autonomous-nerve/


