妊活中のパートナーが疲れて眠りが浅いのは、仕事と妊活の緊張が重なる自律神経の休めなさが原因

妊活は、女性だけのものではありません。
仕事でくたくたになって帰ってきて、夜はタイミングのことも気にかける。
妊活中の男性パートナーが抱えやすい疲れと眠りの浅さについて、体の側から見た理由と、ふたりでできることをお伝えします。
妊活中のパートナーの疲れは、仕事と妊活の緊張が重なることで起きています
妊活中の男性パートナーが疲れやすく、眠りが浅くなるのは、仕事の緊張と妊活の緊張が重なり、自律神経が休む時間を取れていないからです。
男性も、妊活のことを真剣に考えています。
ただ、気持ちを言葉にする機会が少なく、疲れや不安を一人で抱えこみやすい傾向があります。
「自分がしっかりしなければ」という思いが、体をさらに身構えさせます。
この身構えを受け持っているのが、自律神経の中の交感神経です。
日中の仕事で交感神経が働き、夜になっても妊活のことで気持ちが張りつめていると、体は休むモードに切り替わる時間を失います。
疲れが抜けないのは、体力がないからではなく、休む時間が足りないからです。
本人も気づかないうちに、疲れは少しずつ積み上がっています。
パートナーの体が休めなくなる3つの理由
男性パートナーの体が休めなくなるのは、仕事の負担、言葉にしない緊張、生活リズムの乱れの3つが重なるからです。
一つめは、仕事の負担です。
長時間の仕事や通勤、責任のある立場での緊張が、日中ずっと交感神経を働かせます。
帰宅したときには、すでに体はくたくたです。
二つめは、言葉にしない緊張です。
妊活の話題になると、パートナーを気づかって、自分の不安や疲れを口にしない方もいます。
言葉にしない緊張は、体の中にたまり続けます。
三つめは、生活リズムの乱れです。
残業や付き合いで寝る時刻が遅くなり、週末に寝だめをする。
体内時計が毎週ずれると、自律神経は切り替えのタイミングをつかめなくなります。
この3つが重なり、平日も週末も疲れが抜けない状態が続きます。
緊張が続く男性の体は、首と肩、背中が固くなっています
自律神経が休めない状態が続くと、男性の体は首と肩、背中の上の方が固くなり、呼吸が浅くなります。
デスクワークや運転では、頭が前に出た姿勢が長く続きます。
首の付け根には頭を支える首の骨があり、そのまわりを細かい筋肉と神経が通っています。
頭の重さを首の付け根で支え続けると、ここが固まり、夕方の頭の重さや目の疲れとして表れます。
背中の上の方が固まると、胸が広がりにくくなり、呼吸は浅く速くなります。
浅い呼吸は、体にとって「まだ緊張する場面が続いている」という合図です。
そのため、布団に入っても体が休む準備に入れず、眠りが浅くなります。
朝起きたときに首や肩が重い方は、夜のあいだも緊張が抜けていない状態です。
疲れを放っておくと、ふたりの毎日に余裕がなくなります
パートナーの疲れを放っておくと、眠りの浅さやイライラが重なり、ふたりの毎日から余裕がなくなっていきます。
疲れが抜けないまま仕事を続けると、集中力が落ち、帰宅後は何もしたくなくなります。
会話が減り、妊活の話をするのが負担に感じられることもあります。
すれ違いが増えると、ふたりの気持ちの距離も広がります。
妊活は、数か月から年単位で続くこともある、ふたりの取り組みです。
どちらか一方が疲れ切ってしまうと、続けていくことが難しくなります。
パートナーの体の疲れに目を向けることは、ふたりで妊活を続けていくための大切な準備です。
「疲れている」と言える雰囲気をつくることも、その一つです。
男性側の検査や相談は、泌尿器科や不妊治療の病院で受けられます。
ふたりで体を休めるために、毎日の中でできること
ふたりで体を休めるポイントは、妊活の話をしない時間をつくり、首と肩の力を抜く習慣を一緒に持つことです。
まず、一日の中に「妊活の話をしない時間」を決めてください。
夕食のあいだは仕事と妊活の話をしないと決めるだけで、気持ちの張りつめ方が変わります。
次に、寝る時刻を、平日と週末で大きく変えないようにしてください。
週末の寝坊は1時間以内にとどめると、体内時計がずれにくくなります。
寝る前は、ふたりで肩を耳まで上げてストンと落とす動きを3回くり返してください。
それでも首や肩の固さが抜けない方は、首の付け根の固さそのものが戻りにくくなっています。
当院では、首の骨の並びとまわりの筋肉、神経の通り道に目を向けた頚椎調整で、固まった首の付け根をほどき、体が休める状態をつくるお手伝いをしています。
男性の方もご来院いただけます。
自律神経と体の関係は、こちらの記事一覧もあわせてお読みください。
https://freebera-tachikawa.com/category/autonomous-nerve/


